本製本とは?製本の種類や綴じ方、特徴について解説

本製本とは?製本の種類や綴じ方、特徴について解説

この記事では本を印刷依頼する方法、製本方法の種類について紹介します。
普段何気なく目にする本ですが、具体的な製本方法を知らない方も多いでしょう。

製本方法には「本製本」、「並製本」などいくつかの種類があり、仕上がりやコストも変わってきます。製本で使用される綴じ方や用紙についても解説していきます。

本製本とは?

本製本_1

本製本とは、分厚い別立て表紙(ハードカバー)で糸によって綴じられた本文を包む製本方法です。別名「上製本」とも呼ばれます。

本製本で作られた冊子は、丈夫な表紙により保護されるため保存性が良いのが特徴です。表紙の材質には厚紙だけでなく、ビニールや布など様々な素材にも対応でき、上質な雰囲気の本に仕上がります。保管性を重視する卒業アルバムや辞書、絵本・小説、記念誌などによく使用されます。

保管性が高い反面、丈夫に仕上げるために表紙や本文でいくつもの工程を経るため、製本方法の中では、納期が長く、製本コストがかかることも覚えておきましょう。

製本の種類

製本方法には大きく分けて「上製本(本製本)」と「並製本」の2種類があります。
それぞれの特徴を確認していきます。

上製本

上製本_本製本_2

上製本とはハードカバーと呼ばれる別仕立ての厚い表紙で、糸で綴じた本文を包んで製本する方法で、先に紹介した「本製本」の別名です。
ハードカバー製本とも呼ばれ、表紙は、硬い芯紙の上から表紙用紙(紙または布)を巻く二重構造で、手で簡単に曲げられないほど堅牢な仕上がりとなります。
また、表紙は本文よりひと回り大きいサイズで作られるため、本文をしっかりと保護でき、長期保存に向いた冊子が出来上がります。
表紙の材質には厚紙だけでなく、ビニールや布など様々な素材を使用することができ、上質な雰囲気の本に仕上がります。

代表的な製本方法には、もう一つ、表紙が上製本ほど堅牢でない「並製本」がありますが、上製本は、製造工程が多く表紙の材料もかさむため、並製本に比べると製本費用は高くなります
費用については、製本依頼前に予算を確認しておくとよいでしょう。

上製本は、本の背部分が丸みを帯びた形状となる「丸背製本」と、背部分が四角い形状となる「角背製本」に分けられます。
作りたい本の用途や雰囲気に合わせて、選ぶようにしましょう。

上製本がよく使われる冊子には、記念誌や卒業アルバム、辞書・写真集・絵本・小説などがあります。
保管性を重視した高級な冊子から、耐久性が求められる身近な冊子まで広く使用されています。

上製本は、ハードカバーに箔押しなどを施すことで、豪華で重厚な雰囲気を演出することもできます。特別な冊子や長期保存を目的とする場合には、ぜひ検討したい製本方法です。

並製本

並製本_本製本_3

並製本とは、針金や糸、接着糊などで簡易的に綴じる製本方法です。

表紙には本文と同じか厚みのある紙が用いられ、上製本のような堅い表紙ではない点が大きく異なります。
上製本のハードカバーに対して、並製本の冊子は「ソフトカバー」と呼ばれ、その名の通り、表紙が柔らかいため手でも簡単に曲げることができます。
また、表紙と本文のサイズは同じ大きさに仕上がるため、上製本ほどの耐久性・保管性はありません。

一方で、上製本に比べて製作工程が少なく簡易に製本ができるため、納期が短く、費用もかなり抑えられるメリットがあります。
並製本がよく使われる冊子は、パンフレット・カタログ・雑誌・文庫本・テキスト冊子・ノート・手帳など多岐にわたります。
普段の生活でよく目にしたり使われる冊子の多くは並製本で製本されているのです。

コストを抑えて、リーズナブルに冊子を作りたい場合は、並製本が最適です。

並製本は、綴じ方によって「無線綴じ」や「中綴じ」などいくつかの種類があり、綴じ方によって、仕上がりの形状や綴じることのできるページ数なども異なってきます。
次の段落で詳しく紹介しますが、それぞれの綴じ方について理解し、作りたい冊子に合わせた綴じ方を選ぶのも大事なポイントの一つです。

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綴じ方の種類と特徴

無線綴じ_本製本_3

製本の際には、様々な綴じ方があります。
代表的な綴じ方の種類と特徴を紹介します。

・無線綴じ
針や糸を使用せず、接着糊で本文と表紙を綴じる製本方法です。
本文の背部分に接着糊を付けて、本文を固めて表紙で包んで接合します。
針や糸で綴じるのが難しい、数百ページにもおよぶ分厚い冊子でも綴じることができ、背表紙ができる仕上がりになります。
無線綴じで製本される冊子には、カタログ・文庫本・アルバム・文庫本・記念誌などが挙げられます。
いずれもページ数にある程度の分量がある冊子に使用されるのが一般的です。
一方で十数ページ程度の冊子では、本文と表紙の接合が難しくなるため、製本できない場合があります

・中綴じ
用紙の中心部分を数カ所、針で綴じて二つ折りにする製法方法です。
ホッチキスなどで綴じることが多いので「針金製本」とも呼ばれています。
針の長さが足りず通らない、分厚い冊子には向いていませんが、十数ページ程度のページ数から綴じることができ、少ないページ数の冊子に向いています
簡易的な製本方法のため、無線綴じに比べるとやや保管性は劣りますが、低コストで開きの良い冊子を作ることができます
週刊誌・会報誌やアンケートなどの小冊子・パンフレット・フリーペーパーなどによく使用されます。

・アジロ綴じ
アジロ綴じは、無線綴じと同様に本文の背部分に接着剤を付けて表紙で綴じる製本方法です。
無線綴じでは本文用紙1枚ずつバラバラになったものを重ねて表紙と糊で接着しますが、アジロ綴じは、本文用紙が2枚ずつ繋がった状態で重ねて、背の部分に細かい切れ込み(スリット)を入れて糊で接着します。
スリットにより、接着剤が浸透しやすくなり、強度が増したより丈夫な本に仕上がります。
アジロ綴じが使用される冊子には、文庫本・月刊誌・カタログなどが挙げられます。

製本の際に使用される用紙

製本時に使用される用紙_本製本_3

製本の際に使用される用紙には「本文用紙」と「板紙」の2種類があります。
それぞれの違いと特徴を確認していきましょう。

本文用紙

本文用紙とは、本の本文ページに使用される用紙のことです。よく使用される用紙を紹介します。

・コート紙
用紙の表面にコーティング加工が施しているため、光沢があり発色が良いのが特徴です。
筆記性には優れませんが、発色が良く写真やイラストを鮮やかに再現されるのでフルカラーの写真集やカタログなどに使用されます。

・マットコート紙
コート紙と同様にコーティング加工がされていますが、表面のチラツキを抑えて、光の反射が少ないのが特徴です。
発色の良さも特徴で、上品な雰囲気に仕上がるため、写真と文字どちらもきれいに見せたいカタログやパンフレットに最適な用紙です。

・上質紙
コピー用紙やノートにも使用されている用紙です。サラサラとした手触りで、ページをめくりやすいため、ページ数が多い冊子に最適です。
コート紙やマットコート紙とは違い、加工が施されていないため、筆記性に優れますが、インクを吸収しやすくにじみやすいため、インクを多く使用する、全面が絵柄になっているようなページが多い冊子にはあまり適していません。

・淡クリームキンマリ
淡い黄色がかった色合いが特徴的な用紙で、長時間文字を読んでも疲れにくいため、書籍によく使用される用紙です。
少しざらついた手触りでページもめくりやすく、小説・同人誌・文集などによく使用されます。

板紙

板紙とは分厚く固い用紙を指し、本の表紙やパッケージによく使用されます。
分厚く耐久性に優れているのが特徴で、ボール紙やダンボールも板紙に該当します。

冊子の表紙で使用する板紙には「カード紙」と呼ばれる用紙がおすすめです。
カード紙は、商品パッケージや台紙などに高級板紙として幅広く使用されている用紙で、表面がコーティングされているため、光沢があり、カラー印刷が色鮮やかに再現されるのが特徴です。
表紙全面に鮮やかな色を敷いたり、イラストや写真を鮮やかに見せたい表紙には、カード紙を選ぶことでより映える仕上がりになります。

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まとめ

製本方法や用紙を理解することで、理想の本作りに大きく前進できます。
製本方法を選ぶ際は、費用や用途によってどちらの製本方法で印刷依頼するか検討しましょう。

また、並製本には「無線綴じ」や「中綴じ」など綴じ方にも様々な種類があります。普段から、身の回りの様々な冊子に注意を向けてみると、より理解が深まるでしょう。

綴じ方だけでなく本文用紙も種類が豊富なため、初めて冊子を作る場合は、迷いがちになりますが、用紙サンプルを取り寄せる事ができる場合は、ぜひ実際に用紙の違いを確認してみてください。

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冊子印刷ウイルダイレクト編集部

冊子の印刷製本を考えている方に、知っておきたい知識やお得な情報をお届けしています。はじめての方にもわかりやすく丁寧な記事を心がけています。 日々、お客様からのお問い合わせと注文対応に追われながら学ばせていただいています。

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